経済金融教育
大和証券グループは、証券ビジネスを通じて培ってきた経済・金融分野の知識やノウハウを活かし、次世代を担う若い世代に、経済・金融教育を通じて将来を切り拓く力を身につけてもらうことを目的として、産学連携や生徒・教員向け教育プログラムへの支援活動などを行なっています。

産学連携の一例:東京大学本郷テックガレージ(大和証券グループ寄附プロジェクト)
大和証券グループは、東京大学がアントレプレナーシップ教育を進める拠点として2016年に設置した「東京大学本郷テックガレージ(大和証券グループ寄附プロジェクト)」を支援しています。これまで、500人近い学生等が参加し、毎年数社が起業に結びついています。中でも、2018年に設立されたテトラ・アビエーション株式会社は、2020年2月、ボーイング社が後援する1人乗りエア・モビリティの世界大会で唯一の受賞チームとなる等、活躍を見せています。


⼩学校への出前授業を実施(2019年7月)

東京都港区⽴のある⼩学校では、夏休み中、⽣徒たちに仕事について興味を持ってもらうことを⽬的としてキャリア教育イベント(出前授業)を⾏なっており、⼤和証券 渋⾕⽀店の⼩野⽀店⻑が出前授業を実施しました。主催者側からも好評を博すことができました。
金融教材テキスト「『株式』について知ろう」を制作
当社グループでは、玉川大学 教職大学院の谷 和樹教授監修のもと、現役教師の方々と研究会を発足し、学校授業で活用できる新たな金融教材テキストを制作しました。
ビジュアルな書き込み式です。(発行:日本文化教育推進機構)

対象
小学校高学年以上
内容
- 会社の役割
- 株式会社の仕組みと株式を使った資金調達
- 証券取引所の役割、株式がどのように役立っているか
- 証券会社の役割
おしごとはくぶつかんへの協賛

朝日新聞社企画、小学生向けキャリア教育教材「おしごとはくぶつかん」に協賛しています。
- クイズなどを盛り込みゲーム感覚で学習できるウェブ版「おしごとはくぶつかんKIDS」
- 体験学習等ご紹介するウェブサイト「おしごとはくぶつかん情報館」
- 学習指導要領に対応した冊子版「おしごと年鑑2019」
- 『おしごと年鑑2018』 64,000部寄贈 (2018年6月15日発行)
- 『おしごと年鑑2019』 67,000部寄贈 (2019年6月17日発行)
- 『おしごと年鑑2020』 70,000部寄贈(2020年6月29日発行)
大和証券掲載ページ
- 「おしごと年鑑2020」
- 証券会社のアナリストってどんな仕事?
- 「おしごと年鑑2019」
- トレーディングルームって、何をするところ?
- 「おしごと年鑑2018」
- 証券会社って、どんな仕事をしているの?
- 「おしごと年鑑2017」
- 会社を大きくするための資金集めはどうしたらいいの?
- 「おしごと年鑑2016」
- 「株」ってなぁに?
経済・金融教育に関する学習ウェブサイトのご案内
「ダイワインターネットTV」

大和証券グループでは、2000年から配信していた有料多チャンネル放送サービス「スカパー!」における、日本唯一の証券専門チャンネル「ダイワ証券情報TV」を経て、2011年4月からは、インターネットでどなたでも視聴できる「ダイワインターネットTV」を自社スタジオで制作し配信しています。1日5回、タイムリーな東京マーケットの情報を発信するほか、香港やニューヨークのマーケット情報も毎日現地から発信しています。
毎日の放送のほかにも、大和証券や大和総研のアナリスト・エコノミストなどが出演し、時節に応じたテーマをわかりやすく解説する動画レポートや、企業情報などを配信しています。
なお、「ダイワインターネットTV」の取組みについては、SDGsの企業の取組事例集(金融業界編2015年/国連GC、KPMG発行)において、目標4「質の高い教育をみんなに」の事例として、多様な金融・投資情報をタイムリーかつ無料で配信している点が紹介されています。
今後も、投資家の皆様だけでなく、投資未経験層の方々にもご視聴いただけるよう、「貯蓄から資産形成へ」の流れをサポートできるような番組作りに努めていきます。
キッザニアへの協賛

子どもたちを対象とした職業体験型テーマパーク「キッザニア」の東京、甲子園(兵庫)の両施設にて、証券コンサルティングパビリオンを提供しています。当パビリオンでは、証券会社のコンサルタントとして投資家のお客様から相談を受けた子どもたちが、近隣パビリオンに出かけ、混雑度合い・売れ筋などの状況をヒアリングします。その結果からおすすめできる投資先を選び、お客様に投資をしてもらうまでの過程を体験します。
ファイナンス・パーク(生活設計体験プログラム)

当社グループでは、公益社団法人 ジュニア・アチーブメント日本が提供するファイナンス・パークに協力しています。このプログラムでは、中学生を対象に、生活するうえで必要な経済や金融の仕組みを学ぶ機会を提供しています。ファイナンス・パークは、品川、京都、いわき、仙台に開設しています。
ファイナンス・パーク 2019年度の参加人数
21,102名
参加者の内訳(申込みベース/ジュニア・アチーブメント日本調べ)
- 品川:1,854名
- 京都:7,804名
- いわき:3,183名
- 仙台:8,261名
スチューデント・カンパニー・プログラム(会社経営体験プログラム)
当社グループでは、ジュニア・アチーブメント日本が提供するスチューデント・カンパニー・プログラムに協力しています。このプログラムでは、高校生が実際に株式会社を経営することにより、経営や企業の仕組みを学ぶものです。2013年度は東京都立高校の生徒が、課外授業のなかで株式会社を設立しました。当社グループ社員は、半年間社外取締役として参加し、会社経営のアドバイスを行ないました。
一般社団法人CEEジャパン
学校教員のための経済教育プログラムの提供を目的に、当社グループでは、同団体を支援しています。全米経済教育協議会(CEE)とのパートナーシップのもと、日本の学校現場に則したプログラムの実践を目指しています。
書籍紹介
経済ナゾ解き隊-お金のホントを知る-

岡野 進 著
朝日学生新聞社
本書は、お金の始まりから昨今の国際的な金融危機まで、経済全体をわかりやすく解説しています。一通り読めば、世界の経済の流れが見え、世の中をかしこく生きる知恵として、お金の常識を理解することができます。
アメリカの高校生が学ぶ経済学

ゲーリーE・クレイトン著
大和証券 商品企画部 訳
大和総研 教育事業部 監訳
WAVE出版
本書は、米国の高校生一般的に使用している教科書のひとつ「Principles and Practices(原理から実践へ)」の99年版を、大和証券 商品企画部、大和総研 教育事業部が訳したもの。モノの価格の決まり方など経済のしくみを分かりやすく、解説しています。