大和証券グループのサステナビリティ

SDGs達成のために、
総合証券グループとして役割を果たします

株式会社大和証券グループ本社 執行役社長 CEO
中田 誠司

2015年9月
SDGs(持続可能な開発目標)採択

SDGs(持続可能な開発目標)は、国連加盟国と多様な組織、人々によってつくられ、国連で2015年に採択された人類共通の17個の目標です。この目標達成に向けて各国が積極的に取り組むことが約束されました。大和証券グループは、SDGsを世界を牽引する重要な目標と捉え、国内外で事業を展開していく上で重要な共通言語として、社会課題にアプローチしていきます。

2018年2月
サステナビリティ推進委員会(旧SDGs推進委員会)の設置の公表

2018年度より、代表執行役社長CEO中田誠司を委員長とした「サステナビリティ推進委員会(旧SDGs推進委員会)」を設置しています。有識者である社外委員の方にご参加いただくことで、新鮮な発想や最新の情報を取り入れ、サステナビリティに資する取組みを改善・向上させながら、グループ横断的にサステナビリティを推進しています。

2018年4月
「中期経営計画(2018年度~2020年度) “Passion for the Best” 2020」の策定

中期経営計画“Passion for the Best” 2020では、経営戦略の根底にサステナビリティの観点を取り入れ、基本方針として、「クオリティNo.1のコンサルティング力による付加価値の高いソリューションの提供」と、「ハイブリッド型総合証券グループとして新たな価値の提供」を掲げました。お客様の資産の拡大と日本経済を牽引する企業の成長といった好循環を生む、 「未来を創る、金融資本市場のパイオニア」を目指してきました。

2018年5月
「Passion for SDGs ~大和証券グループSDGs宣言~」の発表

「サステナビリティ推進委員会(旧SDGs推進委員会)」では、大和証券グループのビジネスを通じ、積極的にSDGsに資する取組みを推進していくことを、「Passion for SDGs ~大和証券グループSDGs宣言~」として明文化しました。

2019年5月
SDGsマテリアリティおよびSDGs推進アクションプランの発表

大和証券グループ全体でサステナビリティを推進するためには、トップダウンの推進だけではなく、社員によるボトムアップの取組みが重要だと考え、サステナビリティに関連する取組み事例やアイデアを、社員から幅広く募集しました。アイデアの募集にあたっては、現状で何ができるかを考えるForecastingと、SDGs達成の期限である2030年に大和証券グループが“ありたい姿”を踏まえて、何ができるかを考える、Backcastingの、2つの視点を取り入れました。その結果、Forecastingでは、本部の部署からだけでなく、全国の支店や各グループ会社、海外拠点から4,200個を超えるアイデアが集まりました。また、Backcastingのアプローチでは、社内公募により集まった有志約120名が、2030年の大和証券グループの姿を見据え、その実現に向けた提言をしました。
このボトムアップの取組みから課題を抽出し、ステークホルダーとのコミュニケーションや社外有識者からの助言を通じて把握した社会からの要請を照合して整理し、サステナビリティ推進委員会(旧SDGs推進委員会)での討議を経て「大和証券グループのSDGsマテリアリティ」を決定しました。
また、このボトムアップの取組みから、社会課題解決のために重点的に取り組むべき事柄を抽出し、「大和証券グループSDGs推進アクションプラン “Passion for SDGs”2019」としてまとめました。

2020年5月
2020年度SDGs推進KPIの発表

SDGs達成期限となる2030年まで残り10年となったこの年、持続可能な資金循環を生む“大和版SDGsバリュー・チェーン”構築を目指し、SDGs推進アクションプランの取組みを加速させるため、アクションテーマごとにSDGs推進KPIを設定し、試験的な運用を開始しました。これにしたがって各取組みの進捗状況をモニタリングし、次年度以降の本格運用を見据えて、必要に応じて見直を行ないました。

2021年4月
経営ビジョン「2030Vision」、および「中期経営計画(2021年度~2023年度) “Passion for the Best” 2023」の策定

2030年に向けて、大和証券グループがどうありたいか、またどうあるべきかを役職員全員が共有し、一丸となって共通価値の創造に取り組むべく、2021年5月に、経営ビジョン「2030Vision」を策定・公表しました。
2030Visionでは、「貯蓄からSDGsへ」をコアコンセプトに、資金循環の仕組みづくりを通じたSDGsの実現を目指しています。
なお、「中期経営計画 “Passion for the Best” 2023」は、2030Visionの実現に向けた当初3年間の戦略と位置付けています。
大和証券グループは、今後も、サステナブルで豊かな社会の創造に向けて貢献してまいります。

FY2018-FY2020
前中期経営計画

FY2021-FY2023

新中期経営計画
“Passion for the Best” 2023

未来を共に創るベストパートナー
~Be with you~

基本方針

クライアントファーストと
クオリティNo.1の実現

ハイブリッド戦略による
新たな資金循環の確立

デジタルとリアルのベストミックスの追求

サステナビリティへの取組み

コーポレート戦略
財務・資本/リスクマネジメント/
コンプライアンス/人事/海外

ステーク
ホルダーの
価値・効用の
最大化

基本方針

クオリティNo.1の
付加価値

ハイブリッド型
総合証券としての
新たな価値

デジタル
トランスフォーメーョン

中期経営計画 ”Passion for the Best“ 2023 概要 中期経営計画 ”Passion for the Best“ 2023 概要

中期経営計画 “Passion for the Best” 2023では、経営戦略の根底にSDGsの観点を取り入れ、「クライアントファーストとクオリティNo.1の実現」と「ハイブリッド戦略による新たな資金循環の確立」という基本方針を継承し、さらに強化していきます。そして、DX推進が重要性を増していることから、「デジタルとリアルのベストミックスの追求」を3本目の柱に掲げています。
これら3点を基本方針とし、お客様に寄り添い、「未来を共に創るベストパートナー ~Be with you~」、となることをスローガンとします。
そして、SDGs/ESGを始めとするサステナビリティへの取組みや、本社部門におけるコーポレート戦略は、個別戦略を支える土台として一層強化していきます。

SDGs Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)

SDGsロゴ

2015年9月の国連サミットで採択された2030年までの国際目標。持続可能な世界を実現するために、17のゴール・169のターゲットを掲げています。開発途上国だけではなく、日本も含む先進国の在り方を問い、その取組みの過程で地球上の“誰一人取り残さない(No one will be left behind)”ことを誓っていることが特徴です。