企業市民活動
ボランティア活動をはじめとする地域活動は、視野を広げ、新たな価値観をつくることにつながり、仕事や人生にも良い影響をもたらすと考えています。
大和証券グループでは、当社主催や他社との共催によるボランティア活動や社員への気づきにつながる啓発イベントなど、イントラネットを活用して紹介するほか、表彰制度を設けるなどして、活動機会の拡大に努めています。また、2019年度からボランティア休暇を導入し、ボランティア活動に参加しやすい環境整備も進めています。
ダイワ・フローリッシュコミュニティ

大和証券グループでは「ダイワ・フローリッシュコミュニティ」を創設し、当社グループ役職員がボランティア活動や寄付等の社会貢献活動に取り組める環境を整備しています。
サンタチャリティプログラム

当社グループ役職員やOB・OG有志が子どもたちにクリスマスプレゼントを寄付する活動「サンタチャリティプログラム」を2017年から実施しています。集めた寄付金でお菓子やおもちゃのセットを購入し、公益財団法人パブリックリソース財団を通じて全国の児童養護施設や母子生活支援施設、子どもを支援するNPO等へ贈ります。
社長賞制度
大和証券では、社員のさまざまな功績に対し、表彰を行なう社長賞制度を実施しています。2007年度よりボランティア表彰制度を設け、年2回、継続的かつ自主的に地域支援活動を行なう社員・グループを表彰しています。
収集ボランティア
当社グループでは、社員が気軽に参加できる取組みとして、以下のプログラムを推進しています。収集品は換金され、寄付先団体の活動資金として、開発途上国や医療、障がい者支援活動などに役立てられています。
収集ボランティア例 |
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TFTプログラムへの参加

当社グループでは、NPO法人TABLE FOR TWO Internationalが展開する「TFTプログラム」に、2013年春より参加しています。これは、社員の購入する飲食物の代金の一部が開発途上国の学校給食費に充てられる、開発途上国と先進国の食の不均衡を是正する取組みです。
本店ビルのカフェと大和総研の社員食堂でのTFTメニュー導入や大和ファシリティーズがグループ内に設置している飲料自動販売機の売上1本あたり1円の寄付、また社員の健康増進を目的とした「KA・RA・DAいきいきプロジェクト」のポイント交換商品の一つにするなど、活動に参加できるプラットフォームの拡大を図っています。
株主優待品の寄付
大和証券グループ本社では、株主の皆様への株主優待制度を実施しています。その制度の運用のなかで、株主の方の転居などの理由から返却された優待品や当社グループの保有株式等に対する発行会社からの優待品を、NPOや公益財団法人など、さまざまな団体へ寄付を行なっています。
REITによる投資活動を介した地域社会への貢献
大和リアル・エステート・アセット・マネジメントでは、運用を受託している投資法人や受託及び助言を行っているファンドを通じて、社会課題に対する取組みを進めることで地域社会への貢献を果たしています。
地域社会の持続的な発展に向けた取組み
大和証券オフィス投資法人では、街づくりに関する各種協議会への参加や地域イベントへの参加協力等を通じて、地域社会の持続的な発展への貢献に向けた取組みを行なっています。
また、保有するオフィスビルの敷地におけるシェアサイクル/カーシェア用ポートの設置やキッチンカーの誘致等の取組みを行ない、テナント従業員、居住者、および地域住民等の社会生活上の利便性向上を図っています。災害等緊急事態への備えとして保有するビルの入居者向けに防災訓練の実施なども行なっています。


ヘルスケア施設における取組み
大和証券リビング投資法人では、ヘルスケア施設におけるオペレーターの現場業務や施設居住者向けサービスに対する理解を深めることを目的として、運用会社の社員が年に数回、全国に保有するヘルスケア施設を訪問し、交流イベント(家族懇親会、敬老会等)や従業員体験研修への参加、日常作業のお手伝い(清掃、中庭植栽の剪定等)等の取組みを行なっています。今後も、地域社会への貢献の一貫として、積極的にこの取組みを続けてまいります。


海外拠点の取組み
大和証券キャピタル・マーケッツ アメリカの活動
環境保全への取組み:アースデイにおけるセントラルパークでの植栽活動の実施
大和証券キャピタル・マーケッツアメリカ(以下、DCMA)は環境保護に力を入れ、より良い地球環境の実現に取り組んでいます。今年のアースデイには、DCMAのボランティアがセントラルパークでの春の植栽活動に参加しました。このプロジェクトはセントラルパーク管理委員会との協力を通じて、ニューヨーク市の重要な緑地を守る目的で、持続可能な開発目標(SDGs)15「陸の豊かさも守ろう」の達成に貢献する活動です。毎年行っているDCMAのアースデイ活動は、継続的な環境改善への大きな取組みの一つです。


健康経営への取組み:J.P.モルガン・コーポレートチャレンジ2025への参加
DCMAは、社員の健康とウェルビーイングを大切にしており、その一環としてJ.P.モルガン・コーポレートチャレンジ2025に参加しました。このマラソンイベントには、900以上の企業から3万人以上が参加しており、DCMAからも50名を超えるメンバーがセントラルパークを駆け抜けました。DCMAは、社員のフィットネス向上、チームワークの強化、そしてコミュニティ意識の育成を日頃から支援しています。今回のイベント参加も、健康的な職場づくりと、仲間との一体感を高める貴重な機会となりました。


大和証券キャピタル・マーケッツ ヨーロッパの活動
スポーツとチャリティの力で未来の医療に貢献 ― DCMEの社会貢献活動
Daiwa Capital Markets Europe(以下、DCME)は、2024年6月24日に開催された記念すべき第1回「FT Nikkei UK Ekiden」にスポンサーとして参加いたしました。本イベントは、日本の伝統的な箱根駅伝が100周年を迎えたことを祝して実施され、DCMEの社員10名が、ロンドンを象徴するテムズ川沿いのオックスフォードからウィンザーまでのコースにて襷をつなぎました。本取り組みは、「より長く、より良い人生の実現」というDCMEのミッションのもと、社員の健康増進とアクティブなライフスタイルの推進を目指すものです。
さらに、本Ekidenに合わせて、DCMEではチャリティ募金活動も実施し、肺高血圧症の早期発見に取り組む最先端の医療AIプロジェクトへと寄付いたしました。このプロジェクトでは、「デジタルツイン」と呼ばれる実際の人間の身体を再現したコンピューターモデルを活用することで、医師がより安全に治療法や診断方法の検証を行うことが可能となります。現在、第1フェーズがほぼ完了しており、現行治療の有効性や疾患の重症度を評価するためのデータ収集が進行中です。今後は、バイオメディカルエンジニアリング分野の博士課程学生がプロジェクトに加わり、さらなる発展が期待されます。最終フェーズでは、デジタルツインの実際の臨床現場への応用が計画されています。
DCMEは、今後も「より長く、より良い人生の実現」という理念のもと、革新的なプロジェクトを支援し、社会に貢献してまいります。

大和証券キャピタル・マーケッツ 韓国の活動
「愛のキムチフェアー」への参加
大和証券キャピタル・マーケッツ韓国では、2024年度の活動として、上期は社団法人HANSUPと連携し、非対面での「愛の手作り石鹸制作」活動に参加、下期は愛のキムチ作りに参加しました。
今回は、金融業界より約800人が参加してキムチを作り、出来上がったキムチは包装され150ほどの福祉施設に送られることになりました。
このような活動以外に従来より大和韓国はともに生きる社会実現に貢献するため国内外欠食児童への支援を行うNGOである「韓国飢餓対策」へ毎月10万ウォンの寄付を行っております。
また、近年韓国でも広く認知されている、適切な「ワーク・ライフ・バランス」の実現を政府が社会全般的に強く進めているため、現地における企業活動もこうした動きに対応すべく努力をしている中、
当社においては、
- ①社会奉仕活動への参加を積極的に推奨
- 社会貢献活動プログラムの検討及び紹介、週末活動参加職員への代休付与。
- ②女性が働きやすい職場環境作りを行い、活力ある会社生活を送れるようサポート
- 妊娠/出産/育児の際の福利厚生の整備:所属部署長の裁量による妊婦の勤務時間調整及び往診時間の付与、授乳室の設置と授乳時間の付与など。
- 育児休暇(法律上3か月)、育児休職(会社規定1年間)制度の導入、フレックス勤務制(韓国で女性の継続的な勤務にネックとなっている小学校低学年子女のケア)の導入。
- ③ワーク・ライフ・バランス実現のための定時退社督励及び年次休暇取得奨励
- 年次休休暇については期末までの取得計画を経営陣に提出。
- ④福利厚生制度の充実
- 語学学習など社員の自己啓発費用の支援、ジム加入など健康作りに関わる費用の支援など。
に取り組んでおります。
この一方で、当社は、コロナ禍以降必要に応じてテレワークを推奨し、ビジネスの継続と社員の安全を同時に図っており、今後ともこうしたサステナビリティ活動を続けることによって韓国社会が求める企業の姿に前向きに対応することでより広く韓国社会に貢献して行きます。

