トップメッセージ

大和証券グループ本社 執行役社長 CEO 荻野 明彦

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社グループは、2024年4月に2026年度までを対象とした3ヵ年の中期経営計画“Passion for the Best”2026を策定し、グループ経営基本方針として“お客様の資産価値最大化”を掲げ、各種施策に取り組んでまいりました。

中期経営計画の2年目にあたる2025年度は、米国新政権の通商政策が本格化し、世界経済が構造的な変化に直面した一年となりました。わが国においては、高市新政権の発足と衆議院解散・総選挙を経て、新たな政治体制へと移行しました。金融市場では、政策金利が約30年ぶりの水準まで引き上げられ、「金利のある世界」が定着しました。また、企業のガバナンス改革の進展や新政権の政策運営への期待を背景に海外投資家からの資金流入が続き、日経平均株価は一時59,332円に達するなど、過去最高値を更新しました。一方、3月末にかけては中東情勢における軍事的緊張の高まりを受け、世界経済の不確実性が増すなど、大きな変動を伴う展開となりました。

そのような環境下においても、“お客様の資産価値最大化”を経営の揺るぎない軸として、お客様一人ひとりへの深い理解に基づくコンサルティングと、最適なソリューションの提供を推進してまいりました。その結果、当社グループが重視するベース利益は想定を上回るペースで増加し、連結業績の安定性は一段と高まりました。中期経営計画に基づく取組みが、着実に成果として表れてきているものと考えております。

  • ベース利益: ウェルスマネジメント部門、証券アセットマネジメント、不動産アセットマネジメントの経常利益合計

2026年度は中期経営計画の最終年度となりますが、今後も政治・経済・社会環境の変化を的確に捉えながら、お客様の多様なニーズに真摯に向き合い、最善・最適で質の高いソリューションの提供を通じて、「貯蓄から投資へ」の流れを一層力強いものとし、わが国の経済の持続的成長と豊かな未来の創造に貢献してまいります。

株主の皆様におかれましては、なお一層のご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2026年6月
株式会社大和証券グループ本社
代表執行役社長 CEO

荻野 明彦