デジタル戦略
デジタル戦略の骨子
デジタル戦略の成果ハイライト
AI実装件数
新規デジタルサービス
ローンチ件数
プラットフォーム提供先
金融機関数
営業員の時間創出
エンゲージメントサーベイ
デジタル化の取組みスコア
- ※2026年3月末時点
- ※AI問合せ応対件数は、大和証券「AIオペレーター」の2026年1~3月における応対件数。AI比率は、AI応対数/(AI応対数+コンタクトセンター応対数)
- ※Copilot浸透率は、大和証券のMicrosoft 365 Copilotライセンス配布社員のうち、業務への活用ができている社員の比率
- ※AI実装件数は、今中期経営計画期間に業務にAIを実装した案件数
- ※新規デジタルサービスローンチ件数は、今中期経営計画期間にお客様向けに提供開始した、AI・ブロックチェーン等の技術を活用したサービスの件数
- ※モバイルアプリダウンロード数は、D-Portのダウンロード数
- ※プラットフォーム提供先金融機関は、システム連携により大和証券のファンドラップ等を提供している金融機関(公表ベース。予定を含む)
- ※営業員の時間創出は、今中期経営計画期間に実施したデジタル施策により創出される大和証券本支店の営業員の業務時間
デジタル戦略における取組み事例
Sakana AI株式会社とのパートナーシップ
大和証券株式会社は、2025年9月にSakana AI株式会社(以下「Sakana AI」)と、長期的な戦略的技術パートナーシップ構築を目的とした契約を締結しました。お客様満足度向上を中心に据え、お客様の総資産全体を見据えた資産管理型ビジネスモデルへの転換にいち早く取り組んできた大和証券グループの豊富な知見とSakana AIの革新的なAI技術を融合させることで、デジタル・イノベーションにより非連続的な価値創出を加速させてまいります。
パートナーシップ契約では、Sakana AI が独自に開発した AI モデルを活用し、お客様のプロファイルやマーケット想定を踏まえながら、金融資産のみならず非金融資産も包括的にカバーするポートフォリオ提案に特化した大和証券専用のプラットフォームを共同で開発します。
足もとではAIでマーケットを分析する取組みを進めており、これを活用することで、人間とAIの協働によりカバレッジを拡大し、網羅的な情報をより迅速にお客様に提供することを目指します。
AIオペレーターサービス
2024年に新NISA制度が始まり、「貯蓄から資産形成へ」の流れが加速しています。こうしたなか、資産形成に新たな関心を持つお客様からのお問い合わせが増加傾向にあります。当社グループでは「AIオペレーターサービス」を導入しました。
サービス開始後、多くのお客様にご利用いただき、リピート率も高水準を維持しています。AIオペレーターはマーケット情報やお手続きに関する電話での問い合わせに音声で応対し、コンタクトセンター全体の電話件数のなかでも重要な役割を果たしています。
順次機能を拡充しており、2025年3月から24時間365日の問合せ対応を開始、2025年10月には住所変更やNISA口座開設などの手続き受付・書類発送処理の実行機能を追加しました。
生成AIチャット
大和証券ホームページ上の「よくあるご質問」の情報をもとに応対する「大和証券生成 AIチャット」を提供しています。お客様の多様な質問を柔軟に理解し、図表の活用や関連マニュアルへのリンクを提示し、従来よりも豊富なデータ量でわかりやすく、幅広く対応する新しいAIチャットサービスです。質問内容に応じて関連する質問候補を自動生成することで、お客様が次の疑問をスムーズに解消できるよう工夫しています。継続的な改善を実施し、2026年4月現在の平均解決率は87%を実現しています。
また、職域サービスのプラットフォーム「DAIWA LIFEPLAN」の利用者向けに、従業員持株会のお手続きに関する質問への応対に加え、ライフプラン・資産運用に関する一般的な情報提供を行う「DAIWA LIFEPLAN 生成AIチャット」を提供しています。
AIオペレーターサービスによる電話応対とこれらの生成AIチャットサービスの両輪で、さらなるお客様応対品質の向上に取り組んでいきます。
D-Port
お客様一人ひとりの多様な資産形成ニーズにお応えするため、2025年4月から資産管理や投資に役立つサービス D-Portの提供を開始しました。D-Portは、大和証券口座の有無を問わず、お客様の属性やライフステージに応じて、グループ各社や提携先のサービスをシームレスにご利用いただけるプラットフォームです。生体認証によるパスワードレスログインや、AIを活用した最適な情報・サービスのご案内により、便利でパーソナライズされた体験を提供します。今後は、連携先との協力をさらに強化し、資産管理機能の充実を図るとともに、お客様のご意見を反映した継続的なバージョンアップを通じて、連携資産の拡大や家計診断など、よりパーソナルで実用的な機能・コンテンツの提供に取り組みます。
日本マイクロソフト株式会社との戦略的枠組み
当社グループは、2025年6月に日本マイクロソフト株式会社と、社員のAIエージェント活用による能力最大化とお客様への提供価値の飛躍的向上を目的とした、複数年にわたる戦略的枠組みに関する契約を締結しました。日本の金融機関のAI活用におけるパイオニアとなり、より付加価値の高い金融サービスの提供を目指します。
また「Microsoft 365 Copilot」を全社的に導入しました。2026年3月において、利用社員のうち、業務への活用ができている社員の比率は93%となっています。
また、AIエージェントの本格的な活用を見据え、「先進的かつ信頼できるデジタル基盤」の構築を進めています。今後開発するAIエージェントが本共通基盤上で稼働することで、社内データの横断的な活用やエージェント同士の連携、セキュリティ・ガバナンスの一元的な確保をめざします。
株式会社LegalOn TechnologiesとのAIシステム共同開発
大和アセットマネジメント株式会社(以下、大和AM)は、株式会社LegalOn Technologies(以下、LegalOn社)と共同で、ドキュメント審査AIシステム「DocumentOn」を開発し、2025年10月より運用を開始しました。
本システムは、広告表現における断定的表現や勧誘文言、法令上必要となる表示事項の有無をAIにより自動検知することで、広告審査業務の精度向上と効率化、ならびにナレッジの組織的蓄積を実現しています。
さらに、共同開発の第二弾として、2026年4月より、「インサイダー情報検知AIシステム」の運用を開始しました。本システムは、アナリスト等による上場会社との通話記録を対象に、金融商品取引法上の「重要事実」(同法第166条第2項)に該当し得る情報をAIが抽出・提示するものです。
大和AMは、これら2つのAIシステムを通じて、人による専門的判断を前提としつつ、AIを適切に活用することで、法令遵守体制の実効性を高めるとともに、金融資本市場の公正性と信頼性の確保に引き続き取り組んでまいります。
ライブラリ
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大和証券グループが挑む次世代金融サービス~共創・ガバナンスが支えるAIエージェント・ブロックチェーン実装~
※2026年3月4日 日本経済新聞社、金融庁主催「FIN/SUM 2026」弊社単独講演資料より抜粋 無断使用・無断転載禁止