大和証券グループSDGs推進アクションプラン “Passion for SDGs”

2019年度の取組み

グループ全体でSDGsを推進するためには、トップダウンの推進だけではなく、社員によるボトムアップの取組みが重要だと考え、SDGsに関連する取組み事例やアイデアを、社員から幅広く募集しました。アイデアの募集にあたっては、現状で何ができるかを考えるForecastingと、SDGs達成の期限である2030年に当社グループが“ありたい姿”を踏まえて、何ができるかを考えるBackcastingの、2つの視点を取り入れました。その結果、Forecastingでは、本部の部署からだけでなく、全国の支店や各グループ会社、海外拠点から4,200個を超えるアイデアが集まりました。また、Backcastingのアプローチでは、社内公募により集まった有志約120名が、2030年の当社グループの姿を見据え、その実現に向けた提言をしました。
このボトムアップの取組みから、社会課題解決のために重点的に取り組むべき事柄を抽出し、「大和証券グループSDGs推進アクションプラン “Passion for SDGs”」としてまとめました。

持続可能な資金循環を生む”大和版SDGsバリューチェーン”の構築

昨今、SDGsに資する新たなビジネスや活動が活発化してきましたが、一方で、SDGsを達成するために必要な資金は不足しているといわれています。
そのような状況を踏まえて、総合証券グループの強みを活かし、持続可能な資金循環を生む“大和版SDGs バリュー・チェーン”を構築することで、共通価値の創造に積極的に取り組んでいきます。
具体的には、

  • SDGsの普及啓発を通じて、市場を拡大させること
  • SDGsへの投資ニーズに応える金融商品を拡充させること
  • 投資やコンサルティングを通じて、SDGsに資する産業や企業などの支援に取り組むこと
  • それらの投資が社会に与えた影響を適切に評価し、投資家にフィードバックすることで、さらなる投資機会創出につなげていくこと

を目指しています。

これらの各プロセスで生み出される価値の好循環を促すべく、積極的に取り組んでいきます。

2020年度の取組み

SDGs推進アクションプランの取組みを加速させるため、アクションテーマごとに今年度のSDGs推進KPIを設定し、試験的な運用を開始しました。これにしたがって各取組みの進捗状況をモニタリングし、必要に応じて見直すことにより、来期以降の本格運用を目指します。

アクションテーマと今年度のSDGs推進KPI
  1. ※1対象は大和証券
  2. ※2対象は大和アセットマネジメント