社会貢献活動の推進

ボランティア活動をはじめとする地域活動は、視野を広げ、新たな価値観をつくることにつながり、仕事や人生にも良い影響をもたらすと考えています。
大和証券グループでは、当社主催や他社との共催によるボランティア活動や社員への気づきにつながる啓発イベントなど、イントラネットを活用して紹介するほか、表彰制度を設けるなどして、参加しやすい環境整備を進めて活動機会の拡大に努めています。また、2019年度からボランティア休暇を導入し、年度累計で11名(取得日数11日)が制度を利用してボランティア活動を行ないました。

ボランティア活動の推進に向けた取組み

社長賞制度

大和証券では、社員のさまざまな功績に対し、表彰を行なう社長賞制度を実施しています。2007年度よりボランティア表彰制度を設け、年2回、継続的かつ自主的に地域支援活動を行なう社員・グループを表彰しています。

社内ネットワークを活用した情報発信

社内誌「不二」
社内誌「不二」

ベストプラクティスについては、社内報や社内テレビ放送を活用し、紹介しています。

収集ボランティア

収集ボランティア回収箱の写真

当社グループでは、社員が気軽に参加できる取組みとして、以下のプログラムを推進しています。収集品は換金され、寄付先団体の活動資金として、途上国や医療、障がい者支援活動などに役立てられています。

収集ボランティア例

  • 本の寄付「こどものみらい古本募金」(寄付先:子供の未来応援基金)
  • 書き損じはがき・切手類の寄付(寄付先:世界の子どもにワクチンを日本委員会、地球の友と歩む会)
  • 余剰カレンダーの寄付(寄付先:災害や地域活動支援などを行なう団体を対象に年度ごとに決定)

収集ボランティア 2019年度実績(金額換算値)

  • こどものみらい古本募金:121,961円
  • 世界の子どもにワクチンを日本委員会:112,455円
  • 地球の友と歩む会:91,388円

飲食を通じた寄付活動

飲食を通じた寄付活動の写真

当社グループでは、特定非営利活動法人TABLE FOR TWO Internationalが展開する「TFTプログラム」に、2013年春より参加しています。これは、役職員の購入する飲食物の代金の一部が途上国の学校給食費に充てられる、途上国と先進国の食の不均衡を是正する取組みです。
本店ビルのカフェと大和総研の社員食堂でのTFTメニュー導入や大和オフィスサービスがグループ内に設置している飲料自動販売機の売上1本あたり1円の寄付、また社員の健康増進を目的とした「KA・RA・DAいきいきプロジェクト」のポイント交換商品の一つにするなど、活動に参加できるプラットフォームの拡大を図っています。
TFTプログラムの 2019年1月~12月実績は、途上国の学校給食約151,688食(1食20円換算値)となりました。

株主優待品の寄付

大和証券グループ本社では、株主の皆様への株主優待制度を実施しています。その制度の運用のなかで、株主の方の転居などの理由から返却された優待品や当社グループの保有株式等に対する発行会社からの優待品を、特定非営利活動法人や公益財団法人など、さまざまな団体へ寄付を行なっています。2019年度は、コロナ禍で臨時休校中の子どもの食の支援を行なう子ども食堂などにも寄付をしました。

国内の取組み

地域活性化の取組み

大和証券では、SDGsの取組みである「地域創生」のもと、地域活性化に貢献すべく、全国各地の祭りに協賛しています。
2019年度は、第42回火の国まつり(熊本支店)、第32回わっしょい百万夏まつり(北九州支店)、阿波おどり(徳島支店)、水戸黄門まつり(水戸支店)、第30回福島わらじまつり(福島支店)、山形花笠まつり(山形支店)において、役職員が地域との交流を深めました。

第57回山形花笠まつり(山形支店)
第57回山形花笠まつり(山形支店)
阿波踊り(徳島支店)
阿波踊り(徳島支店)

災害復興支援の取組み

仙台支店では、東日本大震災の復興支援等を目的に開催されている自転車イベント「ツール・ド・東北」に協賛しています。イベント当日は社員とその家族が、エイドステーションで全国から集まったライダーに工夫を凝らしたドリンクを提供するボランティア活動を行ないました。

ボランティアに参加したメンバーの集合写真(仙台支店)
ボランティアに参加したメンバーの集合写真(仙台支店)

「お土産SDGs」プロジェクト

秘書室では、お土産の選定基準としてSDGsの観点を取り入れています。地域創生、復興支援、フェアトレード、途上国支援などのテーマで探した品を手土産として活用しており、秘書室発案のこの活動は社内へ広まっています。

SDGsに資する手土産の一例
SDGsに資する手土産の一例

海外拠点の取組み

ロンドン拠点の活動

大和証券キャピタル・マーケッツヨーロッパリミテッド(以下、DCME)では、持続可能性に貢献するために、全社的な取組みを開始しており、2020年度は新たにSDGs小委員会およびESG小委員会を設置する予定です。
SDGs小委員会では、ダイバーシティ&インクルージョン、サステナビリティ、健康増進(wellbeing )および寄付活動(charity)にフォーカスします。一方、ESG小委員会は、ビジネス、リスク、規制の観点から、ESGにかかわる専門性と実績を積み重ねることに重点を置き、欧州と日本のESG市場の発展に貢献します。この全社的なアプローチにより、健康増進(wellbeing)および経済的・環境的・社会的持続可能性がDCMEの活動・価値観の軸になることを企図しています。

環境に配慮したオフィス

DCME施設部では、SDGsの目標12「つくる責任、つかう責任」、および目標13「気候変動に具体的な対策を」を踏まえ、オフィスでの二酸化炭素排出量削減と環境への影響低減について常に配慮しています。2019年の環境計画策定に際しては、DCMEおよびサプライチェーン全体のエネルギー消費、廃棄物、持続可能性に焦点を当てました。
2019年は、エネルギー効率を改善するための暖房システムのボイラー交換と建物全体の照明のLEDへの交換を実施しました。これらとビル管理システムの改良を組み合わせることで、2014年以降電力消費量を42%、ガス消費量を30%削減することができました。また、DCMEでは、オフィスの電力の大部分がクリーンで再生可能な電力源から供給されるように電力供給会社の変更も行なっています。
役職員は、各フロアに設置されているリサイクルボックスの利用を推奨されており、リサイクルできない廃棄物については、エネルギー減として施設に送られ焼却されるほか、食品廃棄物は「嫌気性消化」によって有機的に分解され燃料源になります。

DCMEの玄関ホール。照明設備はすべてLED
DCMEの玄関ホール。照明設備はすべてLED

従業員の取組み

DCMEは毎年2つの慈善団体を支援し、役職員からの募金を寄付すると共に、この慈善団体のメッセージを定期的に共有しています。2019年度、DCMEは“The Mizen Foundation”と“School in a Bag”を支援しました。支援団体の一つであるSchool In a Bagの活動サポートの一環として、バッグ200個分の文房具の袋詰め作業をDCMEオフィスにて役職員が行ない、恵まれない子どもたちに送られました。
また、SDGsの目標2「飢餓をゼロに」に関連する取組みとして、DCMEではロンドンハックニー地区のフードバンクへの寄付を行ないました。役職員から集められた食料品や日用品は、生活に困窮した人々が持ち帰りやすいよう小さな包にして提供されました。

ミーキンスCEOとCEO自身が袋詰めし、ガーナの学校に寄贈された「SchoolBag」
ミーキンスCEOとCEO自身が袋詰めし、ガーナの学校に寄贈された「SchoolBag」
ミーキンスCEOとCEO自身が袋詰めし、ガーナの学校に寄贈された「SchoolBag」

ニューヨーク拠点の活動

Charity Friday

大和証券キャピタル・マーケッツアメリカ Inc.(以下、DCMA)では「Charity Friday」を実施しています。この取組みは、毎月1回金曜日に社員が5ドルの寄付を行なうことで、その日にジーンズで出社することが認められる制度で、社員の寄付金の2倍の金額を同社が拠出し、各種団体に寄付を行ないます。「Charity Friday」により、2019年は次のような団体等への寄付を行ないました。

  • the Susan G. Komen for the Cure in support:研究、地域保健、世界的なアウトリーチ、公共政策の取り組みなど、複数の面で乳がんに取り組む乳がんに特化した米国最大の組織
  • Tuesday’s Children:テロ等の喪失体験によりトラウマを抱える子どもや家族、地域社会を支援し、安全な居場所を提供
  • Children’s Aid:ニューヨーク市に住む貧困に苦しむ家庭とその子どもたちへの支援を行なう

など

Wellness Initiative /Women's Initiative

DCMAでは、「Wellness Initiative」のもと、年間を通じて健康促進のためのプログラムやイベントを実施しています。2019年6月には健康促進フェアとしてヘルスケアの専門家を招き、血圧チェックや肌年齢チェック、BMIチェックを楽しみながら受けることで従業員の健康に関する意識を高める機会を提供しました。その他には毎月発行するニュースレターや年2回の栄養セミナー等を通じて健康に対する知識を深める機会を提供しています。
「Women’s Initiative」では、2019年は大和証券グループ本社執行役副社長の田代を特別ゲストとして招き、女性社員による、女性の働き方に関しての意見交換を行ないました。また、女性の活躍のサポートの一環として、低所得の女性に衣服や靴を提供し、就職活動や面接のプロセスを支援するグローバルな非営利団体「Dress for Success」への寄付を行なっています。

健康促進フェアのようす
Wellness Initiative

Let’s Support COVID-19 Fighters! ~NYの医療チームへお弁当を届けよう

新型コロナウイルスの影響により世界的に深刻な状況が続くなか、日々過酷な状況下で働いている医療従事者の皆様に無償でお弁当を差し入れする企画「Let’s Support COVID-19 Fighters! ~NYの医療チームへお弁当を届けよう」に協賛しました。
これは、フロントラインで命をかけてウイルスと戦っている医療従事者の方々へ継続的にお弁当の差し入れを行なう活動で、多くの在米日系企業が加盟する日本クラブの呼びかけにより実現しました。2020年5月から、ニューヨーク市内の病院を皮切りに、徐々にその他の地域の病院にも提供範囲を広げています。

シンガポール拠点の活動

大和証券キャピタル・マーケッツシンガポールリミテッド(以下、DSL)では、SDGsの推進を積極的にサポートするさまざまな活動に取り組んでいます。たとえば、慈善団体が主催するソーイングボランティアにDSLスタッフ数十名が参加し、ランチタイムなどにオフィスで古着の布からポケットティッシュポーチを作成し、完成したポケットティッシュポーチを寄贈し、資源を有効活用しました。さらに、現在もオフィス内に古着や未開封食品等の回収スペースを設置し資源の有効活用を継続しており、社員にジブンゴトとしての意識が深く浸透しています。

ソーイングボランティアのようす

韓国拠点の活動

「愛のキムチフェアー」への参加

大和証券キャピタル・マーケッツ韓国では、社会貢献活動として2018年に続き、2019年11月20日に韓国金融投資協会、韓国取引所等の証券業関係団体が共同で主催した「第9回愛のキムチフェアー」に参加しました。キムチは、「これさえあれば、他のおかずは要らない」といわれるほど韓国の食卓には欠かせませんが、当地では長く厳しい冬に備えるため、「キムジャン」といって毎年11月末頃にキムチを大量に作り置きするのが伝統行事の一つとなっています。この日漬けられた3万6千kgのキムチは社会的弱者支援のためにNGO団体である緑色雨傘児童財団と韓国金融投資協会が後援する福祉施設に送られました。

この他にも、大和韓国ではさらなる社会貢献のために、国内外困窮児童への支援を行うNGOである「韓国飢餓対策」への寄付を毎月行っています。また、韓国では近年、適切なワーク・ライフ・バランスの実現を政府が強く進めており、地元企業各社もこれに対応した動きを活発化するなか、当社においては①職員による社会奉仕活動への積極的参加を推奨(社会貢献活動プログラムの紹介、週末に活動参加する職員への代休付与)、②女性が働きやすい職場環境作り(妊娠/出産/育児の各段階における福利厚生の整備:所属部署長の裁量による妊婦の勤務時間調整および往診時間の付与、授乳室の設置と授乳時間の付与など)、③ワーク・ライフ・バランス実現のための定時退社督励および年次休暇取得奨励(年次休暇については期末までの取得計画を経営陣に提出)、福利厚生制度の充実(語学学習など社員の自己啓発費用の支援、健康の増進および維持にかかわる費用の支援など)を実施中です。当社は今後ともこうした活動を継続し韓国社会が求める企業の姿に前向きに対応することでより広く韓国社会に貢献できるよう努力していきます。

愛のキムチフェアーのようす

協働プログラム

社員がボランティア活動に参加しやすい環境づくりとして協働プログラムに取り組んでいます。

当社グループは、東京都千代田区内の企業17社で構成される「ちよだ企業ボランティア連絡会」に参画し、協働して地域貢献活動に取り組んでいます。

ちよだ企業ボランティア連絡会は、ちよだボランティアセンターが運営する無料の会員制度で、登録者に対し千代田区内のボランティア活動情報が毎月メールマガジンで届くしくみです。当社グループでは2009年より参加しており、手軽にボランティア活動に参加できることから、多数の社員が登録しています。

過去の活動

森林保全活動

当社グループでは、日本の国土面積の3分の2を占めるといわれる森林の整備と保全の重要性を体験するプログラムを継続的に開催しています。

狭山丘陵 森林とふれあい体験

狭山丘陵 森林とふれあい体験

社員とその家族を対象に森林保全体験として2005年から2014年の10年間、高尾山(東京都八王子市)で活動してきましたが、2015年度より、活動の場を埼玉県所沢市の狭山丘陵に変え、里山保全活動を目的としたプログラムを実施しています。

高尾山 森林とふれあい体験

高尾山 森林とふれあい体験

2005年から2014年の10年間、高尾山(東京都八王子市)において実施しました。このプログラムでは、1年目には間伐、2年目にはその間伐材を用いて歩道の整備を行なうもので、親子(小学生以上)で参加できるプログラムとして、毎回30人前後の参加がありました。

大和スコラーとの食文化交流

大和スコラーとの食文化交流イベントのようす

大和日英基金との共催により、日英の文化交流を目的に、毎年9月に来日するスコラーと当社グループ社員との食文化交流イベントを開催しています。ユネスコ無形文化遺産にも登録され、世界で親しまれている和食について、調理体験を通じて紹介しています。

手話や文字通訳を取り入れたイベントの開催

10周年記念イベントのようす

当社グループでは、手話の理解と普及を目的に、初心者向けの手話教室を開催してきました。10周年を迎え、これを記念し、聴覚の不自由な方とともにご参加いただけるイベントを開催しました(2011年7月7日)。現在、手話教室は終了しましたが、手話や文字通訳などを導入したイベントの企画を継続して行なっています(不定期開催)。