グリーンボンド発行
当社はこれまでにさまざまな種類のインパクト・インベストメント債券を販売し、社会的課題の解決に向け金融機関の立場からサポートしていましたが、2018年11月には当社として初となるグリーンボンドを発行するなど、市場の活性化に向けた取組みを拡大しています。本発行によって調達される資金は、これらの取組みの一環として、当社または連結子会社を通じた再生可能エネルギー発電プロジェクトへの投融資資金およびグリーンビルディングに係る設備資金に充当しています。当社グループは今後も、SDGs達成に向けて貢献するとともに、投資家の皆様に新たな投資機会を提供していきます。
大和証券グループ本社グリーンボンドに係る情報(2022年6月末時点)
1. 調達資金の充当状況
2018年11月発行の大和証券グループ本社グリーンボンド(発行額:100億円)の調達資金については、全額を適格グリーンプロジェクトに充当しました。適格グリーンプロジェクトに対する投融資等残高のカテゴリー別の割合は、下表をご覧ください。
カテゴリー | サブカテゴリー | 年月 | ファイナンス/ リファイナンスの別 |
残高 (億円) |
---|---|---|---|---|
再生可能エネルギー | 太陽光発電 | 2018年11月 | リファイナンス | 15 |
再生可能エネルギー | 太陽光発電 | 2019年2月 | ファイナンス | 17 |
再生可能エネルギー | 太陽光発電 | 2021年6月 | ファイナンス | 27 |
再生可能エネルギー | 太陽光発電 | 2022年6月 | ファイナンス | 21 |
グリーンビルディング | - | 2018年11月 | リファイナンス | 20 |
合計 | 100 |
2. 環境インパクトの状況
2022年6月末時点で、発行代わり金を充当した適格グリーンプロジェクトの発電量/想定発電量は110,940MWh、当該プロジェクトによる二酸化炭素(CO2)排出削減効果は年間約49,590t-CO2となっています。
環境インパクトレポート(2022年6月末)
カテゴリー | サブカテゴリー | 発電量/ 想定発電量(MWh) |
推定CO2削減 排出量(tCO2) |
---|---|---|---|
再生可能エネルギー | 太陽光発電 | 110,940 | 49,590 |
カテゴリー | 認証申請の進捗状況 |
---|---|
グリーンビルディング | DBJ Greenbuilding認証で5つ星を取得 |
- ※環境インパクトの算出について
実績値が存在しない、または1年に満たない場合は、第三者機関の提出した発電量予測レポートをもとに、想定発電量を算出。今年度中に稼働しない開発中案件については、稼働初年度の想定値とする。2023年度、すべての発電所が稼働予定。
3. 第三者機関によるアニュアルレビュー
第三者機関によるレビューが行われ、資金調達の使途及びレポーティングに関する基準の合致が確認されました。
4. グループ各社の取組み
大和証券
気候変動対応に資する投融資にかかる実績(2022年3月末時点) 338億円