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今や、企業は従業員との関係を大きく変化させなければいけない時代になっていると思います。たとえば、企業がバブル期を超える過去最高の利益を上げていながら、その従業員の収入が過去最高になっていないのは、やはりどこかがおかしいのではないでしょうか。株主に利益を還元するのは企業の基本ですが、同時に従業員にもきちんと還元していかなければならないと私は思います。 |
企業にとってお客様や株主はもちろん重要なステークホルダーですが、私は従業員をステークホルダーとして特に重視しています。一生懸命働いて株主に還元していく源となるのは、実際に付加価値を生み出す従業員です。また、「お客様第一」とよく言われますが、会社から大事に扱われていない従業員が、はたしてお客様を大事にできるでしょうか。逆に、自分が会社から大切にされていると感じていれば、その従業員は必ずお客様を大切にする。つまり従業員を大切にする気持ちが、お客様、そして株主にも自然に伝わっていくものだと思います。私はロイヤルティの高い従業員が大勢いる会社を目指しており、その実現のためには、働きがいのある会社にしていかなければなりません。そのために、私が従業員にいつも話しているポイントは3つです。まず、従業員が会社や上司を信頼できること。2つめは自分は社会に役立つ仕事をしているのだという自尊心、プライドを持てること。3つめは働いている仲間同士が連帯感を持てることです。この3つが揃っていれば、本当に素晴らしい会社になると思います。 |
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私どもの取り扱う証券というものは価格変動がありますから、購入されたお客様は大きく利益を上げることもあれば、損失を出すこともあります。どのようなお客様でも、損をすれば嬉しいわけがありませんし、販売した従業員に対して文句のひとつも言いたくなるのは人情でしょう。しかし、自分は証券業という公共性の高い業務をしているのだというプライドを持ってきちんと仕事に取り組んでいれば、どのような状況においても従業員の自信が揺らぐことはありません。会社としても、むやみにお客様に売り買いを勧めて手数料を稼ぐような商売をしないという方針を従業員に徹底しています。 |
地球環境問題は、企業として真剣に取り組んでいかなくてはならない課題だと思っています。私自身も、アル・ゴア氏が地球環境の危機を訴えた「不都合な真実」の映画を見て本も読み、その緊急性・重要性を再認識しました。2007年7月には、グループ企業全体にクールビズを本格導入しました。私どもの本業である証券ビジネスにおいても、エコ・ファンドの運用・販売などに積極的に取り組み、経済発展と地球環境に貢献したいと思います。 |