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対話で考えるCSR | 情報発信

第13回:LOHAS(ロハス) 2007年7月30日

<写真>大和田順子氏

大和田順子氏
ロハス・ビジネス・アライアンス(LBA)
共同代表

LBA(ロハス・ビジネス・アライアンス)とは

LOHAS(Lifestyles of Health and Sustainability:健康や環境に配慮し、持続可能な社会を志向するライフスタイル)の価値観にもとづくビジネスを促進し、事業の創造・発展と持続可能な社会への貢献を目的として、2007年7月に設立。ロハス的な価値観で活動する企業や個人事業主が、現在約70名参加。セミナーや交流会を通して、知識を共有し、ロハス指向の社会の実現に資するビジネスの実現を目指す。

ロハスとは、心とからだ、地域社会、地球の健康

<写真>大和田氏

河口:
まず最初に、大和田さんが考えるLOHASの定義とは何ですか?

大和田氏:
一般的にLOHASとは「健康と環境に配慮し、持続可能な社会を志向するライフスタイル」といわれますが、それを私流に翻訳していくと、「心とからだ、地域社会、そして地球の健康」だと思っています。

河口:
LOHASという言葉がブームのようになって、ずいぶん広まりましたね。

大和田氏:
そうですね。日本ではメディアの力で広く認知されるようになりましたね。でも、言葉としてのブームは2005〜2006年の時点で終わっています。本当の意味でLOHASが定着するかどうか、これからだと思います。

同じ志を持つ異業種企業の橋渡し役を担いたい

<写真>河口

河口:
大和田さんはどういった目的でLBAを始められたのですか?

大和田氏:
LOHASを「生活者」と「企業」の両方に広める活動をしてきたのですが、特にこの2年ほど、ご本人がLOHASの価値観を持ち、自分のビジネスでも健康と環境に配慮したビジネスを行なっていらっしゃる中小企業の経営者に出会う機会が多かったのです。そういう方が衣食住、いろんな分野でいらっしゃるので、この会社とあの会社をつなげたら、きっとさらによいものが生まれるに違いない、と思うようになって、皆様に集まっていただく場をつくろうと思ったのが、LBAを始めたきっかけです。

健康と環境に配慮するという志があって、いいものをつくっている企業が全国から集まって、一緒に何か行なっていくと、ビジネスの輪が広がりますし、その先にはそれぞれのお客様がいらっしゃるわけですから、自社の顧客に、同じような志を持った仲間の会社の製品を紹介できる。共感の輪が広がるという、新しいコミュニケーションの試みでもあります。

たとえば1万人のお客様をもっている企業が100社集まれば、100万人になります。LBAでテーマを決めて、たとえば今年はCO2の削減キャンペーンをしましょう、といえば100万人のキャンペーンがたちどころにできるわけですよね。そんなプロジェクトもぜひ行いたいと思っています。

日本でロハスの思想は確実に広がっている

河口:
LOHASというとおしゃれ指向の高い人たちのもの、というイメージがどうしてもあるんですが、実際の消費者への浸透度はどうなんでしょう?

大和田氏:
株式会社イースクエアなどの調査で、今、日本にLOHASは24%強の割合でいる、と報告されています。地方で講演を行なってLOHASの話をすると、「それは私が普段やっていることで、LOHASなんておしゃれなもんじゃない」とおっしゃる方もいるんですが、呼び方がLOHASであろうとなかろうと、実体としてLOHAS的な生活をしている人は日本にはたくさんいるわけですよね。

アメリカでLOHASを始めた人たちは、ヨガやマクロビオティック(*)、瞑想などをするような人たちで、非常に日本や東洋的なものに影響を受けている。だから、LOHASの話を聞いた時に、日本の人たちはすんなり入っていけたのだと思います。

(*)マクロビオティック:健康と長寿のための考え方や方法。「穀物や野菜中心の健康食・自然食」を意味することが多く、その土地の旬の穀物や野菜を主食材とし、野菜は根や皮を捨てず調理するなど一つのものを丸ごと食べるといった食事法の実践により心身の健康を維持・向上させることができるといった考え方。

河口:
LOHASという言葉になじみがなくても、あまり違和感なく受けれられているわけですね。

大和田氏:
日本の昔からの暮らし、ていねいに自然と寄り添って暮らす、というような価値観を、現代の日本人に思い出させてくれたのだと思います。

同じく、イースクエアの最新の調査では、「LOHASの意味を知っている」という人は約40%で、「LOHASに興味がある」「共感が持てる」という人たちも2006年に比べて増えているんですよ。言葉としてのブームは終わりましたが、確実に心を捉えていると思いますし、いい傾向だと思っています。

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