アニー・ジョージ氏のプロフィール

<写真>アニー・ジョージ氏

インドで津波の情報普及・経験共有に取り組むNGO「BEDROC」代表
BEDROC創設者/CEO
Chief Executive Officer, BEDROC (Building and Enabling Disaster Resilience of Coastal Communities (BEDROC)

【略歴】  Institute of Rural Management (インド・グジャラート州)にて農村マネジメント修士号(1982〜84年)、Christ College(アンドラ・プラデシュ州)で化学・植物学・動物学の学士号取得。ケララ州出身。インド洋津波被災直後、援助団体・機関、政府機関等のコーディネーションを目的に、関係機関と連携して「NGO Coordination and Resource Centre」(NCRC)を設立、CEOを務めた(2005年4月〜07年12月)。NCRC解散後(07年12月)、NCRCを引き継ぐ形で、BEDROC(災害に強い沿岸コミュニティの構築・実現)を2008年に設立し、現在までCEO。同氏はこのほか、国内外で災害緊急・復興支援のアドバイザーを務める。

【所属団体・活動概要】 BEDROC(災害に強い海岸コミュニティの構築・実現)は2008年1月1日設立。前身は、インド洋津波被災直後の2005年1月1日に設立された「NGO Coordination and Resource Centre」(NCRC)。被災直後、タミルナドゥ州ナガパティナム県周辺では300ものNGOが活動しており、実施事業が対象コミュニティに適切かを確認する必要があったことから、NCRCは避難所活動、漁業や農業などの生計手段開発支援、ダリット(不可触民)や被災孤児などの社会的脆弱者のコミュニティなどを対象にした活動を行うセクターや、ナガパティナム県庁などと緊密に連携し、被災1年目の間に、影響を受けた農業用地を復旧させることに成功した。
NCRCは2007年12月に解散したが、津波被災者の自立自助、津波に関するさらなる情報普及・啓発の必要性を感じた地元NGOリーダーたちがNCRCを引き継ぐ形で、BEDROCを設立。現在は、参加型水源マネジメント、コミュニティ主導による河川システムの修繕および維持管理の仲介、水利組合連合の組織化、収穫物のマーケティング支援を行うグループの設立支援、追加的生計活動の支援(牛乳収集グループ、牛乳加工プラントの設立支援)などを行う。
ACT「大和証券グループ津波復興基金」から助成を受け「災害に強いコミュニティづくりのための知識マネジメント、ネットワーキングとコーディネーション」(2011〜現在)を実施中。インド洋津波後も、頻繁に洪水、サイクロン、高潮による土壌侵食、塩化、表層水・地下水問題など、多くの問題を抱えるナガパティナムを災害に強い地域にするため、毎年20ヶ所、3年間で計60ヶ所を対象に、住民組織、自治体等と連携し、災害管理に関する地域の意識向上、開発と社会保障サービスにアクセスできるコミュニティづくり※を行っている。

※村落リソース・センターの設置、災害に対するぜい弱性やリソース、サービスを示す地図づくり、女性の自助グループ(SHG)メンバーによる地域のモニタリング活動と「レポート・カード・システム」の導入・実践、パンチャヤット議会との防災村づくりについての会合、情報ポータル・サイト「TRINet」(www.trinet.in)。

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