カルナワチー・メニケ氏のプロフィール

<写真>カルナワチー・メニケ氏

スリランカ農村地域、津波被災地の女性の自立と収入向上を支援
ウィルポタ女性貯蓄運動(WSE)創設者/理事長
Chairperson / Project Coordinator, Wilpotha Kantha Ithurum Parishramaya (WSE)

【略歴】
農村開発と女性の自立と生計活動を行うスリランカの現地NGO「WSE」(ウィルポタ女性貯蓄運動)を1978年設立、現在理事長。スリランカの農村地域開発、女性の自立・地位向上と収入向上等を目的とした女性の組織化のため、40年以上にわたり開発ワーカーとして活動している。同氏はアショカ財団フェロー(2004年-現在)、「女性の企業家最優秀大統領賞」を受賞。

【所属団体・活動概要】
WSE(ウィルポタ女性貯蓄運動:Wilpotha Kantha Ithurum Parishramaya (英語名称:Women’s Savings Effort, Wilpotha))は、農村開発と女性の自立と生計活動を行うスリランカの現地NGO。1978年設立。団体の運営母体は執行委員会で、2年に1回一般総会で選挙される。執行委員7名、スタッフ数10名。プロジェクト事業部、サービス事業部、女性銀行、トレーニング事業部、小規模事業部がある。提携先は、 スリランカ全国NGO協議会(NNGOC)、全国住民組織フォーラム(NFPO)、女性とメディア、スリランカ(政府)女性局、スリランカ全国女性共同体、アジア開発文化フォーラム(ACFOD)、アジア文化開発ネットワーク(ANCAD)。
インド洋津波発生から2日後の2004年12月28日、「スリランカ全国女性ネットワーク」(NWCSL)のメンバーNGOの女性リーダーたちによる緊急救援物資の配布と被災状況調査隊に、「ウィルポタ女性貯蓄運動」のメニケ氏も参加。その後、2005年8月よりACT特別基金「大和証券グループ津波復興基金」からの助成で、「津波の女性被害者の自立と開発プログラム」(2005〜現在)を実施中。
2013年7月末までにゴール県(南部州)、ムラティブ県(北部州)、プッタラム県(北西部州)の津波被災地で計1,300世帯以上の女性を組織化し、女性たちの自助団体による村落回転基金型マイクロファイナンス(小規模の金融サービス)、小規模ビジネス、自治体・政府への提言活動を支援している。
南部州ゴール県では27の女性組織と県上部女性組織「ゴール県開発支援女性フォーラム」が設立され、南部での技術・資金的支援は2011年末までに完了した。2011年以降は津波に被災し、内戦が終結した北部州ムラティブ県で活動を開始し、シンハラ人が中心の南部と、タミル人の北部の女性たちの交流と協力も始まっている。
これらの活動により、住民の主体的な行動を推進し、自立に向けて地域でたちあがったのに加え、女性たちの声が、家庭の男性、政府等に届けられるという点でも、地域に非常に大きな影響を与えた。この成功事例の普及は、現在南部から北部に拡大している。