
2006年より、大和証券グループはNPOスタッフの育成を目的とした助成活動、「ダイワSRIファンド」*1助成プログラムを開始しました。
この助成は、様々な社会的事情により生命を脅かされている人々を支援する活動や、それらの状況を未然に防ぐための活動など、特に、人間の“いのち”を守るための活動を行うNPOを対象とするもので、助成先の選考はNPO専門家などにより構成される選考委員会が行います。
「ダイワSRIファンド」を運用・販売する、大和証券投資信託委託、大和証券及び、大和証券SMBCから、特定非営利活動法人 市民社会創造ファンド*2へ寄付を行い、市民社会創造ファンドが、この寄付金を原資として助成を行う仕組みです。

- グループ会社の関与・・SRIの運用・販売グループ会社による寄付金が原資
(大和証券投資信託委託/大和証券/大和証券SMBC)
- 分野・・人間の安全保障、特に“いのち”分野
- 使途・・組織基盤の強化、特にスタッフ育成
下記6団体(新規助成4件、継続助成2件)が、第2回目の助成先として決定しました(総額1,000万円)。

<新規助成>
| 計画名 |
「命の授業」による子どもの自殺防止プロジェクトに向けたスタッフ体制形成 |
| 団体名 |
特定非営利活動法人 生きるちから VIVACE |
| 助成額 |
175万円 |
| 計画名 |
性暴力被害者の支援者養成を企画・実施するゼネラリストの育成 |
| 団体名 |
特定非営利活動法人 女性の安全と健康のための支援教育センター |
| 助成額 |
145万円 |
| 計画名 |
医療通訳システムの拡充と普及のためのコーディネイター育成 |
| 団体名 |
特定非営利活動法人 多文化共生センターきょうと |
| 助成額 |
190万円 |
| 計画名 |
外国人女性・子どもへの暴力被害者支援通訳者養成のためのスタッフ育成 |
| 団体名 |
くろーばー |
| 助成額 |
180万円 |
<継続助成>
| 計画名 |
難民支援活動のための組織基盤強化(広報・財務部門の強化) |
| 団体名 |
特定非営利活動法人 難民支援協会 |
| 助成額 |
170万円 |
| 計画名 |
刑事被拘禁者のための相談及び政策提言活動にかかわるスタッフの能力向上 |
| 団体名 |
特定非営利活動法人 監獄人権センター |
| 助成額 |
140万円 |
*1「社会的責任を果たすことで持続可能な発展を目指す企業」、「社会との関わりを重視し、誠実な経営がなされている企業」に投資するファンド。
大和投資信託委託、大和証券および大和証券SMBCは、本ファンドにおけるCSR の趣旨に鑑み、企業と社会の関わりがより深まることに貢献できるよう、このような理念に適う寄付を行います。
*2 NPOの自立した発展と活発化を図ることを目的に設立され、企業などからの目的を指定した寄付金を、その目的に合致する活動を行っている個別NPOに助成するなどの活動を行う資金仲介組織。
*3「人間の生にとってかけがえのない中枢部分を守り、すべての人の自由と可能性を実現すること」と定義されています(国連・人間の安全保障委員会2003年)。ヒューマン・セキュリティという概念と取組みは、これまで主として国際関係の中で展開されてきましたが、この助成プログラムでは、私たちが暮らす日本国内に目を向けて、国家間の安全保障・地球規模の安全保障と並行して、日常的な人間の安全保障に身近な視点から取り組もうとするものです。
*4 従来のプロジェクト助成では対象となりにくかった、通常活動における人件費や研修費などが主な支援の対象になっています
■第1回目の助成先はこちらをご覧下さい>>
| ステークホルダーからのコメント |
人材支援助成を実施して
「SRIファンド」という社会的な意味を持つ商品の、その社会性をさらに強めるような企業市民活動をしようとの試みに心引かれて、今回お手伝いをさせていただいた。このような趣旨を鮮明に表現できる助成プログラムはどのようなものかと何度も議論を重ね、一般の企業では扱いにくい課題に取り組むことにした。それが「“いのち”を大切にする社会の実現」というコンセプトになり、そのような活動に取り組む「NPOのスタッフ育成」というテーマに行き着いた。人の“いのち”を対象としたNPOにとっては、スタッフの日常的な活動の質を上げることが何よりも重要になる。そこでプロジェクトへの助成ということにはこだわらず、思い切って人件費を中心に助成することにしたのである。
初めての試みでもあり今回は対象を首都圏に絞ったが、短期間の公募にもかかわらず22の市民活動団体から意欲的な応募をいただいた。そして選考委員会での慎重な議論を経て、ともすれば一般からは忌避されがちな、日本社会では表に出にくい病理的ともいうべきテーマに取り組んでいる4つの団体に助成することができた。
国際社会ではヒューマン・セキュリティ(人間の安全保障)の確保が重要な課題になっているが、このテーマは日本社会においても忘れてはならない。今回の助成プログラムは、この身近なヒューマン・セキュリティへの取組みの先駆的な例になるに違いない。
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